各国の詳細
火のシレークス共和国
街並み:
要塞を中心に、石造りの家が整然と立ち並んでいる。火山が近いため、緑は少ない。
天候:
季候は比較的安定しているが、火山があるため地震が多い。
国民性:
火山が近く、噴火や地震に怯える日々が続いている。
また、灰が堆積しているため作物が育ちにくい。
そのため国民の多くが「もっと住みやすい土地が欲しい」と感じている。
龍の所在:
火山内部。
主要産業:
ドラグフォルト帝国のドワーフと協力しての武器製造。
概要:
表向きは武器の製造を産業とする国家だが、内情は巨大な軍隊を抱える軍事国家。
元々は闇のエルフたちと一緒に国を形成していたが、エルフによって迫害される。
火山地帯で過酷な生活を送りながら、復讐の火を燃やしている。
水のハイコン皇国
街並み:
東洋風の街並み。
比較的国土が狭く、人口が沿岸に集中しているため、階を積み重ね縦に伸びる建物が多い。
天候:
大陸側沿岸は温暖な気候。南の極地に近づくにつれ氷と雪の土地となる。
国民性:
開放的。主族はウルフェンであるが、外の国の者も別種族の者もだいたい等しく接する。
龍の所在:
国土の周囲を複雑に流れる海流に乗っている。
主要産業:
各国との貿易。
概要:
交易によって栄えた島国。
大陸側沿岸で向かい側の国と交易をするうちに、貿易のハブとして発展していった。
故に首都は大陸側沿岸、発展具合も大陸側沿岸が一番。
縦に縦にと増築され立体通路が張り巡らされた首都は沿岸からはみ出て海上までせり出しており、貿易船を受け入れる港と一体化している。
金のドラグフォルト帝国
街並み:
金属製の無骨な家や工房が立ち並ぶ。
大きな街の一覧
・北部に位置する龍牙の都
・北西に位置する左腕の街
・北東に位置する右腕の街
・南西に位置する左脚の街
・南東に位置する右脚の街
・南に位置する龍尾の街
・龍牙の都よりも北のシークレス共和国との国境に位置する龍炎の街
小さな街や村も近くにある金龍の部位と関連した名前が付けられている。
天候:
比較的年中寒暖の差が少なく、雨が多い。
国民性:
ドワーフが多く、職人気質の者や役割意識の強い者が多い。
龍の所在:
国の中心。
主要産物:
金属製品。
概要:
金龍が居座る場所を中心にして広がった国。
非常に裕福であるが、商売が下手なために恵まれた環境を活かすことが出来ていない。
軍事力はそれほどでもないが、乱立された金属製の砦は非常に強固な防衛力を持つ。
非常に巨大な金龍の外皮を削ることで金属を得ている。
木の天蓋ノ国
政治体制:
龍命樹その他を通じての交感による直接民主主義。数十人の代表がおり、外交などにおいて大きな権限を持つものの、詳細な報告の義務がある。時に代表の判断について大炎上することもある。
街並み:
見た目は、国中に天蓋があり、その天蓋は草や木、枝が編まれている。
その天蓋の下にだいたいの住人は暮している。
天蓋は主に137本の龍命樹と呼ばれる太い木によって支えられているが、それ以外にも無数の龍骨柱と呼ばれる柱がある。
また、137本のうちの一本は龍霊樹と呼ばれている。
その龍霊樹を一番として、龍命樹には番号と名前がつけられており、街の区画の名前や番号となっている。
おおむね、一本の周囲、あるいは区画が市レベルの広さや行政単位になっている。
天候:
降水量は多めだが、基本よい天候。気温もやや高いものの、過しやすい。
天蓋はちょっとした操作で部分的に開け閉めできるが、閉めていれば内部には外部の影響はさして関係ない。
国民性:
ドワーフが多く、職人気質の者や役割意識の強い者が多い。
若干、手段のためなら目的を見失う傾向がある。
龍の所在:
街の天蓋を支える柱の一つが龍霊樹と呼ばれており、災厄の後に竜が竜霊樹となり、この国の天蓋のきっかけになったと伝えられている。
闇のノクスヴィア王国の方向にある。
主要産業:
動植物の品種改良と、それらによる交易。
動植物のいずれについても、一代種を意図的に作り出せるようになっている。
また、医療および、植物由来の毒、薬の研究と生産にも秀でている。
加えて、動植物の原種の保存にも強い関心を寄せている。
概要:
住民は天蓋と交感できる。その交感により天蓋の開け閉め、外で雨が降っていればその地下や貯水槽への誘導路の形成などが可能になっている。
おそらくは天蓋とだけではなく、それ以外のものとの交感も可能。
品種改良はもはやバイオ・テクノロジーの域に達している。
光のルクスティア王国
街並み:
白を基調としたゴシック様式の建築物が立ち並んでいる。
首都中央に聳える「セルピヌス大聖堂」がシンボルになっている。
また、大聖堂からは莫大な魔力が流れる太い魔造式ケーブルが放射状に伸びており、街内の魔道具を常に使えるようにしている。
天候:
比較的晴天が多い。曇り、雨も無い訳ではないが、他国と比べるとかなり少ない。
国民性:
温和で清廉な印象。ただ不潔なものや醜悪なものに対しては凄まじく厳しい。
龍の所在:
セルピヌス大聖堂地下最奥の大結晶内部で深い眠りについている。
主要産業:
エルフによる魔導具、及び魔導書の生産。
主に魔導具を生産しており、魔導書は希少で効果も高い。
概要:
国王が主導で政治を行う立憲君主制。
身分制度がはっきりと分かれており、貴族は国内ではかなりの権力を有する。
基本純血(ほとんどが貴族)が上位、その下に混血,移民など。
インフラ整備がしっかりと整っており、身分の低い混血や移民の街に対しても徹底的に清潔にしてある。
それ故か厳しい身分制度にも関わらず民衆たちの貴族or純血に対する反発は少ない。
寿命が長いからなのか、成長速度が他の種族と比べ少し遅く、そのせいか見た目が若いのに実際は○○歳~みたいなケースがある。
闇のノクスヴィア王国
政治体制:
エルフの王家である「ノクスヴィア家」が統治する闇の国。
ネスク暦300年時点の王はドルミート=ノクスヴィア四世だが、実質お飾り状態。
実権は子息たちが担っているが、国民もノクスヴィア家の詳細な情報は知らずにいる。
街並み:
ゴシックな建築物が立ち並ぶ王国。
中央のノクスヴィア城を中心に、放射状に街が広がっている。
ノクスヴィア城は標高の高い場所にあり、街はゆるやかな斜面の上にある。
街は北区、西区、東区、南区に分かれている。
北区と東区は鬱蒼とした森に隣接しており、魔物の襲撃に備えて城壁が築かれている。
西区はシレークスの反発に備えて強固な城壁が築かれている。
南区は天蓋ノ国との交流が盛んで、定期的に闇市が開かれ、珍品や書物が取引されている。
天候:
厚い曇となったノクストローフェに空を覆われており、陽が差すことは少ない。
国民性:
一年中雲に覆われていて暗いため、国民の雰囲気も暗く、無口で冷淡な印象を受ける人が多い。
龍の所在:
自らを粒子化し、雲としてノクスヴィア上空を漂っている。
主要産業:
闇の魔導書や導具の製作。
主に魔導書を生産しており、魔導具は希少で効果も高い。
また、各国から様々な珍品を集めた商人が集まり、闇市が開かれている。
概要:
光のルクスティア王国と同じく、血筋を重んじる。
王家の扇動でその風潮は広まり、一緒に国を発展させてきたウルフェンたちを王家主導で迫害した。
その後は闇の魔法と龍の力を利用し、勢力を強めようと画策している。
蒸気のノロクローム連合国
街並み:
石造りの建造物が無秩序に立ち並んでおり、そこかしこに金属のパイプが走っている。
天候:
海辺の温暖で過ごしやすい気候。
国民性:
多国籍であるため性質は様々だが、魔法や能力の素養を持つものがあまりいない。
素養を持たないものが科学技術を独自に発展させ、ノロクロームを作ったという経緯に由来する。
主要産業:
蒸気機関を使った機械全般の製造、販売。
概要:
独自に開発した蒸気機関を使って発展した国。
石炭を燃やして動力としているが、ドラグフォルト出身のドワーフが開発した魔法マクロフィルターにより大気は比較的澄んでいる。
- 最終更新:2018-03-25 17:35:26