能力(イデアル・ジーン)一覧

能力の概要

世界を生み出した存在であるエーフェスの遺伝子を受け継ぐ者であるコロニストの中でも、より色濃く血を受け継いだ者にのみ発現する。
個人の思想や感情といった精神面とその物質やイデアについての理解により発現する能力が変わる。
類似の現象としてラスリウネスクの魔法がある。
具体的な設定→イデアの設定

新しい能力を創作するにあたって

基本的には対象とするモノに制限はなく鍵(下記塀無利優参照)などの人工物や水(下記生馬推参照)などの自然物、その他様々なモノに干渉することが可能(干渉深度による)。
絶対順守の定義として”リスク”を必須とする。
最良の例として塀無利優を挙げる(下記一覧参照)。

能力一覧

LIU:2016

強い異能の力を持つ少女、塀無利優(ヘイムリウ)の身柄を巡った争いのために製造され使用された拳銃。本編はこちら。

銃を操る能力

使用者:水元蒼(ミズモトソウ)
拳銃を中心とした火器を操る能力。
使用者の性質上、得手不得手の少ない能力であり、能力で可能なことは大抵のことが出来るが特化した扱いには向いていない。使用しすぎると銃が高温になってしまう。
また、他者の能力を操る技能との相性が良い。

監禁者<ストレンジャー>

使用者:塀無利優(ヘイムリウ)
鍵と錠を操る能力。
あらゆる錠の開閉をすることが出来る能力であり、物理的な錠だけでなくPCなどのロックにも対応出来る。
能力を発動しっぱなしにすることでどうやっても開かない錠を作ることも可能であり、その副次効果として錠の周りの物質も硬質化する。
発動可能範囲は半径2km強。

隣人は殺戮者<クラフトコロニー>

使用者:ガム=ラスリウネスク
極小の光を超精密に発生させる能力。
ラスリウネスクの異端書から読み取れた理屈を元に能力による調整を加えることにより作られた、能力と魔法の複合品。
主な用途は対象の視覚に一瞬だけ映像を与えることでサブリミナル効果により思考の操作を行うこと。
あまり大きく変化させることは出来ないが、行動や気持ちに影響を与えることが出来る。 それを繰り返すことにより、イデアル・ジーンを持つ者に方向付けられた能力を与えることも可能。

いつも隣に<ストリートストーリー>

使用者:ガム=ラスリウネスク
空間を操る能力。
そもそも「空間」という物質はなく、当然実際に「空間」という存在しないものを操っているわけではない。
言ってしまえば万物に対して干渉出来るが、それの位置を入れ替えることしか出来ない能力である。
可能なことは瞬間移動、位置の固定による盾ということに限られる。
どちらの力も範囲が狭い欠点を持っている。

唯一の霊薬<エリクシル>

使用者:鈴鳴鈴奈(スズナリリンナ)
人体を操り治癒を促す能力。
単純に肉体の治癒する能力と、自身の肉体を操り対象者の肉体に変質させて対象者に移植をすることが出来る。
また、対象者の肉体を自身の肉体に変質させることも出来る。
基本的な使い方は病気や怪我をしている部位を交換し、治癒する能力により少しずつ治していく。
また、治している最中は大量の睡眠を必要とする。

青空モノクローム

使用者:角流(スミナガレ)
炭素を操る能力。
非常に小さな単位での発動、また小さくとも強力な力を加えることが可能であり、目視では見ることが適わない量でも、人体の動きを止める程度の行使が可能。
精密な操作も得意なために魔法陣を描き魔法を発動させることも出来る。
火に弱い。

色着土民<コロリステンド>

使用者:五良南高校の不良A
地面と認識出来るものの表面をペンキに変える能力。
ガム=ラスリウネスクによって水元蒼の足場を崩すために作られた能力である。 名称も彼女が名付けた。
色は自由に変えれるが性質の変化は出来ない。 性質として、よく滑り、よく付き、速乾性を持つ。
滑り転んで全身にペンキが付いてしまえば動くことは難しい。

掌編石材博物館<イシコロリスト>

使用者:五良南高校の不良B
石や岩を手帳の中に出し入れ出来る能力。
出し入れすることしか出来ないが、大きさや量にほとんど制限がなく、上から落とすといった方法による攻撃や、大量の石を出すといった大雑把な扱いになりがち。
ガム=ラスリウネスクによって水元蒼の対心狙撃銃を防ぐために作られた能力である。 名称も彼女が名付けた。

吠声の射線<クライ・ライク・ライン>

使用者:クライ(本名不明)
銃弾を操る能力。 予め射線を設定することが出来、その射線をなぞるように弾丸が走る。
射線は右眼を中心に設定するため目を別の場所に向けたり、体ごと動くと弾丸はあらぬところに飛ぶ。
副作用として強烈な音エネルギーが、設定を確定させたときに発生し、音を聞き分けることが出来れば回避も難しくない。 







MYMIMI:2015/MYMIMI:2016

現代日本を舞台に依頼人から入手を頼まれた本を探す「ブックハンター」の女子高生ミミミの活躍を描いたコメディー。本編はこちら。

読書

使用者:ミミミ
イデアにある本の心に干渉しそれを読む事で、ページを捲らなくても本の内容を理解する事が出来る能力。目次を見る程度なら眠くならない。以下が詳細。

 ・この能力における「本」の定義は「視覚的情報が記録された、綴じられた状態である物」と考えられる。この「視覚的情報」には文字や記号の他にも、写真や絵といった物も含まれる。また音や匂いの人工的な仕掛けがあればそれらも多覚的に理解出来る。製本されておらず、ステープラーやクリップで綴じられている程度でも発現は可能。
 ・内容がミミミが知らない言語でも理解出来る。
 ・ページが破れていたり、焼失していたり、インクが滲んでいたりして肉眼では読む事が出来ない箇所があったとしても、それが上に記した本としての体裁を保っていれば心はあるのでその箇所も「読む」事が出来る。
 ・本をそばに置いて眠れば睡眠中にイデアに干渉して夢の中で読む事が出来る。ただし一度読んだとしてもその内容をどれくらい覚えておけるのかはミミミ次第。あくまでも読書の能力であり、記憶しておくのは別。

ミミミの言動の若干の異常性は、際限無い情報を脳にインプットする代償として脳の情報のアウトプット機能が狂っているからなのかもしれない……。





Zhang Fang: 2016

近未来視

使用者: チャン・ファン
数秒からせいぜい1分先までの未来を見通す能力。
おおむね確定が近い未来を見通すようだが、かならずしもそうではないらしい。
チャン家においては、カオス理論を用い、いわゆる「バタフライ・エフェクト」による不確定さを含めて見通すために、脳の処理能力や認知能力から数秒から1分先までに限定されていると考えられているが、そうであるという証明はなされていない。
特に数日あるいは数年単位での未来視の能力者も確認されているため、この説明は不確定である。

刃夫 (ジンフウ)

使用者: チャン・ファン
能力ではありませんが。

文革時代に、刀剣術から派生し拳法を取り入れた格闘術。
基本的に、刃の着いたナックルを使用する。流派によって異なるが、小指側に3〜10cmの、指側に反った刃を持つ物を使用する。この刃は、「鋲 (びょう)」と呼ばれてる。

刃の長さは流派によって異なるが、形状はだいたいにおいて似たものである。 文革時代において武器の所有を隠すため、剣の形状を捨て、このような形状となった。龍派においては、他の流派に比べて鋲が特に短く、3〜5cmとなっている。
チャン・ファンは龍派においては長めの5cmほどの鋲を持つものを愛用している。
これは、チャン・ファンが護書者として実戦に赴くことからの選択でもあり、その選択にはとどめを刺すというさらなる選択肢も含めてのものでもある。

刃夫の始祖たちにおいては、まずナイフ格闘術に近い形態を経由したが、紅衛兵からすくなくともいくらかは確実に隠すために、あるいは咎められる可能性を減らすために、結果としておよそこのような形態の物を用いるようになっている。
刃夫においてはいずれの流派においても、刀剣術を伝えた者、および拳法を伝えた者が存在することを意識し、始祖とは呼ばずに「始祖たち」と呼ばれる。それは、特定できる個人を指す場合においても同様である。

拳法を取り入れたのはいわばやむを得ない選択の結果であるが、龍派においては拳法や功夫 (カンフウ) の要素が強く、刀剣術は補助的なものとなっている。この特徴は特に龍派において特に強く見られるものである。

龍派における型の基本を挙げるなら、打撃によって動きを弱めてから鋲により動きを止め、その後に更なる打撃、あるいは鋲によるとどめを刺すと言える。あるいは、投げによって動きを止め、その後に皿なる打撃、あるいは鋲によるとどめを刺すと言える。
動きを止める時点で型が終わらないのは刃夫のどの流派においても同様であり、実践がいまだに意識されているためであろう。
投げは龍派の特徴の一つだが、これは日本統治時代の柔術に起源を持つと言われている。

  • 最終更新:2019-10-17 03:08:42

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