DRUG:2090

あらすじ

 首都直下地震により心を壊された人々。彼らを再起させるため、政府は絶対安全の精神安定剤”桃源郷”を開発する。しかしこの世に絶対というモノが存在するはずもなく、多くの人々はその薬の中毒症状及び禁断症状に苦しむこととなる。
 薬の性質上、人の身体能力を一時的に上昇させる力があった桃源郷は、結果多くの暴徒を生み出すこととなった。
 それそ察知した政府は、とあるプロジェクトを秘密裏に進める。

キャラクター設定

 研究所らしき施設で目を覚ました少年。それ以前の記憶を失ってしまっている。
 その正体は桃源郷から作られるルナティリンを体に定着させることのできた実験成功体。ルナティリンによって圧倒的な動物性を獲得しており、力、嗅覚、聴覚、視覚。様々なものが人より飛びぬけている。

翔琉
 桃源郷で苦しむ人々を救うために、東京の廃墟で医療チームを作り活動していた。
 しかし自らも桃源郷で苦しんでおり、特効薬の製作を焦るが暴徒と化してしまい、自らが決めたルールの元、自殺する。

小晴
 幼少期、首都直下地震によって孤児になった少女。翔琉に拾われたことで救われる。
 その翔琉が自殺した後のチームの翔琉に対する反応に絶望し、チームを脱退した天についていくことを誓う。

用語

桃源郷
 政府が、目に見える世界が素晴らしいものに見えるようにと願いを込めて製作した、絶対安全を謳った精神安定剤。服用することで、脳を活発化させる人工神経伝達物質ルナティリンを分泌させ、人の行動を活発化させる。

ルナティリン
 桃源郷を服用することで分泌される神経伝達物質。
 脳、細胞、神経にこれが浸透することで、それらを変質させ活発化させるため、持続力がほかの薬と比べてけた違い。そのため絶対安全と言われた。
 桃源郷を服用した者は狂ったように動き出すという皮肉から、ルナティリンと名付けられた。

  • 最終更新:2016-12-17 12:30:52

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